<アーチェリーW杯オグデン大会最終選考会>◇最終日◇22日◇東京・国立スポーツ科学センター・アーチェリー場◇70メートル(72射)

 男子は石津優(25=広島県協会)が670点(720点満点)で3日間合計2015点をマークし、アテネ、北京両五輪代表の古川高晴(27=近大職員)を1点差でかわして1位で、ロンドン五輪団体枠最終選考会となるW杯代表入りを決めた。古川も代表に入った。鬼山直也(16=東海大甲府高2年)は同1913点で最下位6位となり、史上最年少のロンドン五輪出場の夢は断たれた。

 女子は前日までトップの蟹江美貴(23=ミキハウス)が同1978点で、2位の川中香緒里(20=近大)に19点差をつけて首位を守り抜いた。2人は代表に選ばれ、アテネ五輪代表の松下紗耶未(30=ミキハウス)は4位に終わった。

 男女上位各2人は、既に代表に決まっている男子の菊地栄樹(26=エディオン)、女子の早川漣(24=佐世保商高職)とともに6月に米国で行われるW杯に出場し、ロンドン五輪団体出場権獲得を目指す。