25日に開幕するホッケーのロンドン五輪最終予選に臨む男女日本代表が23日、試合会場となる岐阜・各務原の岐阜県グリーンスタジアムで会見した。3大会連続出場を目指す女子の山本由佳理主将(30=ソニーHC)は「日本の課題であった決定力不足を強化してきたので、まずは初戦で発揮したい。無失点で大会を終われるように」と力強く完封宣言した。

 男子は68年メキシコ大会以来44年ぶりの出場を狙う。川上啓主将(28=名古屋フラーテル)は「世界で戦えるベストメンバーがそろった。コミュニケーションもしっかり取れているし、戦う集団として1戦1戦に臨みたい」と気持ちを高めていた。

 大会は6カ国が総当たりで1次リーグを戦い、上位2カ国が決勝(女子=5月5日、男子=5月6日)へ進出。勝者が五輪出場権を獲得する。男子は日本(世界ランク15位)のほか南アフリカ(12位)中国(17位)オーストリア(21位)チェコ(23位)ブラジル(42位)が出場。女子は日本(9位)とアゼルバイジャン(15位)チリ(17位)ベラルーシ(22位)マレーシア(23位)オーストリア(29位)が参加する。