<フェンシング:アジア選手権>◇4日目◇25日◇和歌山ビッグウエーブ

 太田雄貴(森永製菓)を温存した男子は、準決勝の韓国戦で33-40と敗北まであと5失点に追い込まれると、たまらずエースを交代出場させた。しかし北京五輪銀メダリストの追い上げも41点まで。「出る予定はなかったし、点差が開いていたのでさすがに厳しかった」と唇をかみしめた。

 ほかの3選手は五輪の団体戦メンバー入りで当落線上にいる。正念場の大会でそろって実力を出し切れなかっただけに、太田は「もう少し僕を焦らせてほしかった」と注文を付けた。