<ラグビー:関東大学春季大会・慶大31-27拓大>◇28日◇東京・拓大八王子グラウンド

 開幕戦で慶大が31-27で拓大に辛勝した。昨季対抗戦5位の慶大はリーグ戦8位の相手に、最大17点差を追う苦しい展開を強いられ、後半ロスタイムに逆転して競り勝った。本大会は対抗戦とリーグ戦の交流戦で、試合数増などを目的に今季から新設された公式戦。各昨季1~4位がA(上位)グループ、同5~8位がB(下位)グループとなり、勝ち点制(勝ち5、引き分け2、負け0、ボーナス点1)で順位を争う。

 慶大の田中真一監督は「この時期からタフな試合をするのは厳しい面もあるが、強化の考えは理解するし、協力したい」と話し、拓大の遠藤隆夫監督は「例年春に競る試合をする経験は少なく、いい機会をもらった」と歓迎した。