日本レスリング協会は1日、ロンドン五輪世界最終予選(4~6日・ヘルシンキ)に派遣予定だった男子フリースタイル120キロ級の荒木田進謙(専大ク)が、4月の五輪世界予選で負傷した左膝のけがのため、欠場すると発表した。代替選手を出さないため、日本からはこの階級での五輪出場の可能性は消えた。

 世界最終予選は男子5人が出場し、フリー96キロ級の磯川孝生(徳山大職)とグレコローマンスタイル120キロ級の新庄寛和(自衛隊)が出場枠を獲得すれば日本協会の選考基準を満たして五輪代表に決まる。

 フリー84キロ級の門間順輝(秋田市消防本部)とグレコで74キロ級の金久保武大(ALSOK)84キロ級の岡太一(自衛隊)が出場枠を得た場合は五輪代表を決めるプレーオフが行われる。