ロンドン五輪世界最終予選(25~27日、フランス)で36年ぶりの五輪出場を目指すハンドボール女子日本代表が2日、都内で強化合宿を公開した。丸1日、ボールを使わず体力強化に充てることも多い黄慶泳監督の練習で、この日は“珍しく”ハンドボールの練習を披露。右のエースの植垣暁恵(27=広島メイプルレッズ)は「ときどき、自分たちは何部かなと思うんです」と笑いながらも、北京五輪を逃した経験を振り返り「この大会のための4年間だった。自分たちの考え方も、周りの方の期待も違う。応えたい」と決意した。左のエースの藤井紫緒主将(27=オムロン)は「個々でバラバラになることなく、チームとしてまとまってきた。しっかり守って、速攻という自分たちの形を出していきたい」と意気込んだ。

 最終予選ではフランス、モンテネグロ、ルーマニアと同組で、上位2チームが五輪切符を手にする。