<ホッケー:ロンドン五輪世界最終予選・日本5-1アゼルバイジャン>◇11日目◇5日◇決勝◇岐阜県グリーンスタジアム

 世界ランキング9位の女子日本代表さくらジャパンが、3大会連続3度目の五輪出場を決めた。勝利が五輪への絶対条件の決勝で、アゼルバイジャン(同15位)に5-1と圧勝して優勝した。

 前半8分、MF駒沢李佳(29=コカ・コ-ラウエスト)の先制弾を皮切りに、同21分、25分と立て続けにFW柴田あかね(23=グラクソ・スミスクライン)がゴール。28分にはエースFW藤尾香織(31=ソニ-HC)が4点目を入れて主導権を握った。

 後半6分にアゼルバイジャンに1点を返されたが、同13分にPC(ペナルティーコーナー)からの混戦を駒沢がこの日2点目となるゴールで5-1と突き放し、試合を決めた。

 安田善治郎監督(65)は「もうベリーハッピー。今日はよく走った。走って動けば日本は負けない。そういう意味では最高の試合だった。ロンドン五輪ではベスト6を目指したい」と話した。

 ロンドン五輪出場権を獲得した日本の団体球技は、男女のサッカーに続いて3種目目となる。初出場したアテネ五輪で8位入賞を果たした日本は、4年後の北京五輪は10位。3度目の挑戦でさらなる飛躍を目指す。

 最終日の6日は男子決勝が行われ、日本は1968年メキシコ五輪以来44年ぶりの五輪出場を懸けて南アフリカと対戦する。