団体戦形式で行われるレスリングの女子国別対抗戦W杯(26、27日、東京・代々木第2体育館)に臨む女子日本代表が22日、都内で練習を公開した。ロンドン五輪55キロ級代表の吉田沙保里(29=ALSOK)は、119連勝で止まった08年大会以来4年ぶりの出場。「あの負けが自分をさらに強くしてくれた。必ず日本が優勝できるよう、力を合わせて頑張りたい」と雪辱を誓った。

 63キロ級の伊調馨(27=ALSOK)は「負けたら困るけど、点を取られても良いから攻めたい」と言い、48キロ級の小原日登美(31=自衛隊)は「五輪前の前哨戦になる。今の自分の力を試したい」と意気込んだ。

 また72キロ級の浜口京子(34=ジャパンビバレッジ)は「生まれ育った東京で試合ができることをプラスに考えて、精いっぱい頑張りたい」と約束した。

 W杯は7階級で争う団体戦で、日本や6連覇を狙う中国など8カ国が参加。2組に分かれて1次リーグを行い、各組1位で決勝を争う。