テニス日本男子のエース、錦織圭(22=日清食品)が左腹斜筋(脇腹)の肉離れのため、4大大会第2戦の全仏オープン(27日開幕・パリ)を欠場するとマネジメント会社が22日、公式サイトで発表した。錦織は4月27日のバルセロナ・オープンのシングルス準々決勝で負傷し、出場予定だった3大会を欠場していた。

 米国で調整していた錦織は22日、短文投稿サイトのツイッターで「パリでプレーできなくて非常に残念。(8強入りした)先の4大大会(全豪オープン)を受け、第2戦でのプレーを楽しみにしていた。できるだけ早くツアーに復帰できるようにリハビリを続ける」とコメントした。

 錦織は最新の世界ランキングで18位。全仏後の同ランキングで決まるロンドン五輪出場を確実にしている。今季は1月の全豪で日本男子では80年ぶり、4大大会では1995年ウィンブルドン選手権の松岡修造以来となる8強入りを果たした。