<バレーボール:ロンドン五輪世界最終予選兼アジア予選女子大会>◇4日目◇23日◇東京体育館

 世界ランキング3位の日本が、同13位の韓国に1-3で完敗した。18-25で第1セットを失い、第2セットは25-22で取り返したものの、相手のエース金軟景(24)の強打を止められず、第3セット17-25、第4セット13-25。3勝1敗で勝ち点9のまま変わらず、2位に後退した。

 エース木村沙織(25=東レ)は「最後まで自分たちのリズムをつかめなかった」と、34点を挙げた金軟景との対決に敗れて悔しそうな表情を見せた。セッターの竹下佳江(34=JT)は「ミスの多いゲーム。すべてにおいて相手ペースになったのが敗因」と話した。真鍋政義監督(48)も「すべて韓国が上回ったということです」と、ここ3年間で10連勝中だった相手に敗れ、言葉少なだった。

 25日からキューバ、ロシア、セルビアとの3連戦が、ロンドン五輪への正念場。木村は「きょうの反省をしっかりして、自分たちのバレーを出来るようにしたい」と気持ちを切り替えていた。