男子レスリングのロンドン五輪日本代表の強化練習が24日、都内で公開され、昨年世界選手権銀メダルのフリースタイル66キロ級の米満達弘(25=自衛隊)や、グレコローマン55キロ級の長谷川恒平(27=福一漁業)らが汗を流した。

 米満は今月、アゼルバイジャンで行われた国別対抗戦W杯で、昨年世界選手権決勝で敗れたメディ・タガビ・ケルマニ(イラン)に雪辱するなど“個人優勝”を果たした。「コンディションづくりがうまくいった。あと60日、今までやってきた通りにできれば良い結果を残せる。金メダルは譲れない気持ちがある」と意気込んだ。

 3月末の五輪予選で出場権を獲得した長谷川は「4年前からチームジャパンとして、ただ1つ、金メダルを目指してやってきた。出られなかった選手の分まで気持ちを背負って、戦っていきたい」と決意を語った。