<アマ相撲:東日本学生選手権>◇3日◇東京・両国国技館

 個人戦で2年生の大道久司(東洋大2年)が大仕事だ。東洋大勢が優勝するのは団体を含めて初めて。準決勝で4年生の田辺との同校対決を制しての頂点に「初優勝は価値があること。自分が達成できてうれしい」と笑った。

 長野県出身で日本人の父、フィリピン人の母を持つ。179センチ、135キロと決して大柄ではないが、突き、押しは威力満点だった。前に出る相撲で勝ち抜いたことが自信になったようで「あと2年間のうちに全国で優勝できたら考えたい」と将来の角界入りも視野に入れていた。