<水泳:オープンウオーター・ロンドン五輪世界予選>◇最終日◇10日◇ポルトガル・セトゥバル

 6位でゴールした平井康翔(明大)は初の五輪代表を決め、人目をはばからずに大声を上げて泣きじゃくった。祝福する日本の関係者に「ありがとうございます。俺、頑張った」と抱き付き、感激を爆発させた。

 苦しい展開にも耐えた。スタート後にゴーグルがずれて視界が悪くなり、一時は20位台半ばまで落ちた。しかし、最後のスパートで一気に飛び出し、五輪切符をつかんだ。「3度ぐらい諦めそうになったけど、諦めずに泳いだら五輪が決まった」と興奮が収まらなかった。