<テニス:ウィンブルドン選手権>◇6日目◇30日◇ロンドン・オールイングランド・クラブ

 世界20位の錦織圭(22=日清食品)がベスト16を目指し、同9位のフアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)と対戦。<第1セット=錦織3-6デルポトロ>◆第1ゲーム【錦織0-1デルポトロ】デルポトロが難なくサービスをキープ。◆第2ゲーム【錦織0-2デルポトロ】2度のデュースの末、デルポトロがブレーク。◆第3ゲーム【錦織0-3デルポトロ】デルポトロがサービスキープ。◆第4ゲーム【錦織1-3デルポトロ】錦織がラブゲームでサービスキープ。表情ひとつ変えなかった。◆第5ゲーム【錦織1-4デルポトロ】デルポトロがサービスキープ。錦織は汗をぬぐう回数が増えた。◆第6ゲーム【錦織2-4デルポトロ】錦織がサービスキープ。サーブミスには声をあげた。◆第7ゲーム【錦織2-5デルポトロ】デルポトロはダブルフォルトがありながらサービスキープ。◆第8ゲーム【錦織3-5デルポトロ】錦織がラブゲームでサービスキープ。この日初のエース。◆第9ゲーム【錦織3-6デルポトロ】デルポトロがサービスキープ。錦織は第1セットを落とした。<第2セット>◆第1ゲーム【錦織1-0デルポトロ】錦織が2度のデュースの末サービスキープ。初めてリードする。◆第2ゲーム【錦織1-1デルポトロ】デルポトロがキープ。錦織は審判台にぶつかる場面も。◆第3ゲーム【錦織1-2デルポトロ】錦織がデュースの末ブレークを許した。◆第4ゲーム【錦織1-3デルポトロ】デルポトロがサービスキープ。◆第5ゲーム【錦織2-3デルポトロ】錦織がサービスキープ。◆第6ゲーム【錦織2-4デルポトロ】デルポトロがサービスキープ。◆第7ゲーム【錦織3-4デルポトロ】錦織がラブゲームでサービスキープ。◆第8ゲーム【錦織4-4デルポトロ】錦織が初のブレーク。ガッツポーズも見せた。◆第9ゲーム【錦織5-4デルポトロ】錦織がラブゲームでキープ。相手に疲労の色が見えてきた。◆第10ゲーム【錦織5-5デルポトロ】デルポトロがキープ。錦織は2本のエースを許した。◆第11ゲーム【錦織6-5デルポトロ】2度のデュースに持ち込み、錦織がキープ。<ここまでの足跡>

 錦織が勝てば、日本男子としては95年松岡修造以来、17年ぶりとなる。今大会、戦後初の日本男子シード選手として、ベスト32に駒を進めてきた錦織は、けがからの復帰戦にもかかわらず、1回戦から1セットも落とさず勝ち上がってきた。「いつも新しい歴史をつくるのは誇りに思う」。

 今年の全豪では、自身初の4大大会8強入りを果たした。錦織が、松岡がつくった戦後日本男子最高の8強超えを視野に入れている。