埼玉県は３０日、ロンドン五輪の重量挙げで銀メダルに輝いた三宅宏実（２６）ら埼玉県にゆかりのある６人のメダリストに「彩の国スポーツ功労賞」を贈った。

　埼玉県出身は三宅と競泳で銅の星奈津美（２２）。他の４人はいずれも自衛隊体育学校（同県朝霞市）に所属し、レスリングで金を獲得した小原日登美（３１）、米満達弘（２６）と銅の湯元進一（２７）、ボクシング銅の清水聡（２６）。

　さいたま市であった贈呈式で、三宅は「ようやく願いを達成した。次の目標に向かって頑張りたい」とあいさつ。小原は「１度引退し復帰した場所が埼玉だった。自分の経験を後輩に伝えていきたい」と語った。

　上田清司知事は「皆さんの活躍にはドラマがあり、それぞれのシーンが印象的だった。夢と希望をいただいた」と話した。

　県は６人とは別に、銀メダルを取ったサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督（５４＝さいたま市在住）らも表彰する。