<アメリカンフットボール・Xリーグ:富士通24-20IBM>◇30日◇東京ドーム◇日刊スポーツ新聞社主催

 社会人アメリカンフットボール日本一を争うXリーグが30日、開幕した。3地区に6チームずつが参加するファーストステージ(1次リーグ)の中地区1試合を行い、富士通が24-20でIBMに辛勝した。

 IBMは新加入のQBケビン・クラフト(26、UCLA)が第1クオーター(Q)からエンジン全開。開始2分51秒にTDパスで先制すると、9分過ぎにもTDパスを決めた。

 粘る富士通は第3Qに相手のファンブルからTDを奪って17-17の同点に追い付く。その後、FGで突き放されたが、ランプレーがさえた。最後は、QB出原からパスを受けたTE大矢が、相手ディフェンスを振り切ってエンドゾーン右端を駆け抜け逆転した。

 厳しい勝利に富士通・藤田ヘッドコーチは「よく粘って勝てた。この1勝は大きい」とホッとした顔を見せていた。