全柔連は10日、都内の講道館で専門委員長会議を開き、男女計14階級で金メダル1個に終わったロンドン五輪について検証が行われた。吉村和郎強化委員長は「不用意に技を受けていたし、実戦で考える力が不足していた。(指導陣も)絶対に勝てるという選手をつくれなかった」などと総括した。

 今後の強化体制は、10月20日の理事会で決まる見通し。強化委員長はあらためて男女両監督の続投を支持し、自らの進退については「進退伺を出している。上層部の決定に従う」として明言は避けた。