<女子レスリング:世界選手権>◇最終日◇29日◇カナダ・ストラスコナカウンティ

 63キロ級の工藤佳代子(自衛隊)は、勝負どころでタックルを防がれた。優勝した米国選手に3回戦でフォール負けし、3位決定戦でも中国選手に屈し「世界で勝つ厳しさを感じた」と口にした。

 現在の7階級となった2002年以降で63キロ級は五輪3連覇の伊調馨(ALSOK)が7度、西牧未央(当時中京女大)が2度制しており、日本勢で初めて金メダルを逃した。伝統を守れなかったが「できることを精いっぱいと思っていた。自分なりに頑張れた」と話した。