フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦中国杯(11月2日開幕、上海)に出場する高橋大輔(26=関大大学院)、浅田真央(22=中京大)が31日、関西空港からの便で上海・浦東空港へ降り立った。

 尖閣諸島の国有化にともなって反日感情が悪化する中国での試合。日本スケート連盟が手配した警備員に日本からガードされながらの、物々しい中国入りとなった。

 もっとも、選手自身は空港で地元ファンから花束をプレゼントされるなど、笑顔も。浅田は「うれしかったです。いつも通り試合会場とホテルの往復になるので」とリラックスした表情。高橋も「あまり気にせずに、いつも通りの生活をしようと思います」と話した。