レスリングで前人未到の13大会連続世界一の偉業を成し遂げた吉田沙保里(30=ALSOK)の国民栄誉賞表彰式が7日、首相官邸で行われ、野田佳彦首相から「五輪と世界選手権を合わせて13連覇というレスリング競技史上、前人未到の偉業を成し遂げるとともに、女性スポーツのフロンティアを開拓した」と表彰された。

 賞状、盾とともに贈られた副賞の記念品は、本人が「欲しい」と望んでいた金の真珠のペンダント。13連覇になぞらえて直径13ミリの粒が添えられ、その上には聖火があしらわれた。黒の着物姿で式に臨んだ吉田は「大変光栄に思いますし、記念品もいただいて、言葉が出ないくらいうれしかったです。また頑張ろうと思いました」と感激していた。

 国民栄誉賞の受賞は、昨年のサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」以来20例目。