フィギュアスケートのGPシリーズ第6戦NHK杯の公式練習が22日、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで行われ、GPファイナル(12月、ロシア・ソチ)進出を目指す女子の浅田真央(22=中京大)や鈴木明子(27=邦和スポーツランド)、男子の高橋大輔(26=関大大学院)に羽生結弦(17=東北高)らが午前と午後、2度の滑りで最終調整を行った。

 浅田はジャンプを重点的にチェック。「氷の感覚が、だいぶ合ってきた。ショートプログラムは確実に滑り、フリーでは(前戦の)中国杯のミスを直したい」と意欲を見せた。

 NHK杯の連覇が懸かる鈴木は「出るたびにすごく思い出に残る試合。成長を感じられたらうれしい」と話し、高橋は「GPファイナルへの切符を勝ち取って、ファイナルに出場したい」と力強く語った。

 また、仙台出身の羽生は「スタッフの中にも元チームメートや知り合いがいっぱいいて、安心できる試合。だからこそ、みんなの前でいい演技をしたい」と意気込んだ。