フィギュアスケート男子で、今季ショートプログラム(SP)の歴代最高点をマークした羽生結弦(17=東北高)が3日、GPファイナル(6日開幕)が開かれるロシア・ソチに向け成田空港を出発した。

 搭乗予定の航空機が7時間以上遅れるトラブルがあったが、気にする様子もなく「五輪のためにも(リンクの)感覚をつかみたい。五輪への意識に負けるようではいけない」と強い精神力で臨むことを強調した。

 今季初戦のスケートアメリカでも、練習拠点であるトロントから米国行きの飛行機に乗り遅れた。そこでSPの世界歴代最高点をマークしただけに「プレッシャーはない。それに負けているようではダメ」と、逆に飛行機の遅延は縁起がいいかもしれない。