<スピードスケート:全日本選手権>◇最終日◇16日◇長野・エムウエーブ

 長距離のエース穂積雅子(26=ダイチ)が総合優勝を果たした。総合6位で迎えた最終日。1500メートルで初の2分切りとなる1分59秒71で2位に入ると、5000メートルでは国内最高となる7分5秒17の大会新記録で1位。初日総合首位だった高木を逆転し、2年ぶり2度目の頂点に立った。

 昨年は右足首のケガで欠場。今季前半も本調子ではなかっただけに、後半戦と来季のソチ五輪に向け、はずみをつける優勝になった。それでも本人は「日本で勝っても、世界で通用しない選手と思われないようにしたい」と貪欲だった。