<卓球:ジャパントップ12>◇24日◇東京・代々木第2体育館

 男子は卓球界の「マツケン」こと、松平健太(21=早大)が初優勝した。

 1次リーグはロンドン五輪代表の岸川聖也(25=スヴェンソン)に敗れて、1勝1敗でぎりぎりの1位通過。だが、準決勝で張一博(27=東京アート)を4-1で、決勝では五輪代表の水谷隼(23=ビーコン・ラボ)を破った大矢英俊(24=東京アート)に4-2で逆転勝ちして、シニア初優勝をつかんだ。「すごくうれしい。これが自信になって、今後につなげていけたら」と喜んだ。

 5月のパリ世界選手権では兄の賢二(23=協和発酵キリン)、妹の志穂(17=大阪・四天王寺高)と、日本卓球界初の3きょうだい同時代表入りを果たした。「妹が代表になったのが正直、驚いた。卓球界史上初と言われているのが、すごいうれしい」。兄の意地とプライドが、初優勝につながった。

 [2013年2月24日19時44分]日刊スポーツのオススメ