スピードスケートの10年バンクーバー五輪代表、高木美帆(18=帯広南商高)が29日、同校で行われた卒業式に出席した。同校の卒業式は1日だったが、海外遠征中だったため、この日、1人だけで門出を迎えた。高木は「たくさんの人に出会って、たくさん支えられて卒業することができた。あらためて人とのつながり、大切さやありがたさを強く感じた3年間だった」と感謝の言葉を口にした。

 4月に日体大に進学する。大学ではスケートだけでなく、異種競技に触れる機会が多くなる。「その道のトップ選手がたくさんいる。動きだったり、体の使い方だったり、取り入れられることは取り入れて行きたい」と話す。14年ソチ五輪は女子大生として目指す。「不安もあるが、楽しみ。来季はまずはしっかり(10月の全日本選手権で)W杯代表に選ばれたい」と抱負を語った。