<競泳:日本選手権>◇第2日◇12日◇新潟・ダイエープロビスフェニックスプール

 男子50メートル平泳ぎの北島康介(日本コカ・コーラ)は5位にとどまったが、レース後の表情はすがすがしかった。

 選手生活の方向性を探るベテランは「大きな収穫になった。もう一回やる気にさせてもらうきっかけになる大会だった」と気持ちが高まった様子だった。

 始動が年明けと遅く、心身とも万全とは言えない中での大会で「どこに目標を置くか難しい部分はあった」と言うが、レースの緊張感を味わい「喜びを感じられた」と刺激を受けた。

 メドレーリレーなどで代表入りする可能性がある世界選手権を見据え「出るチャンスをいただけるなら、それなりの力は出したい」と、前向きな言葉を口にした。