日本スカッシュ協会の潮木仁選手強化委員長は30日、2020年夏季五輪実施競技の3つの最終候補に残ったことを受け「とりあえず、ほっとしている。第一関門突破」と安堵(あんど)感を漂わせた。

 スカッシュは英国発祥の競技で欧州を中心に根強い人気があり、世界連盟はテレビ放映を意識してルール改正を行うなど、五輪競技入りを目指して積極的に改革を進めてきた。

 残り1枠をレスリング、野球・ソフトボールの強敵と争う。日本協会の笠原一也会長は「今回は予選で、決勝は9月。最後の一つに残らないと意味がない。喜びは半分」と決意を新たにしていた。