全日本柔道連盟(全柔連)の上村春樹会長(62)は当面続投する。24日、東京都内で臨時理事会が開催され、冒頭で「改革、改善にめどが立ったら会長を辞する」と話した。

 辞任のめどは10月の定例理事会で、会長だけでなく、執行部は総退陣する予定。上村会長は「今投げ出すと混乱をきたす。次の世代にスムーズに引き継ぎたい」と当面続投する理由を説明した。

 臨時理事会では第三者委員会から不正受給と判断された日本スポーツ振興センター(JSC)からの約6000万円は返還する方針を決めた。また外部理事として藤原庸介氏、橋本聖子氏、女性理事として田辺陽子氏、北田典子氏、谷亮子氏を候補に選んだ。