<テニス:ウィンブルドン選手権>◇第3日◇26日◇ロンドン・オールイングランド・クラブ

 シングルス2回戦で女子の第2シード、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)ら7人がけがで棄権または途中棄権した。国際テニス連盟(ITF)によると、1968年のオープン化以降の4大大会で1日の棄権者数としては過去最多という。

 転倒による負傷が多く、滑りやすい芝のコンディションが問題視されている。24日の1回戦で右膝を痛め、2回戦の直前に棄権を決めたアザレンカは「あの日のコートの状況は良くなかった。同じことが起こらないように問題を突き止めてもらいたい」と話した。

 オールイングランド・クラブのリチャード・ルイス最高責任者は「コートを非難する指摘があるが、問題とは思っていない」との声明を出した。