全日本柔道連盟「暴力の根絶プロジェクト」リーダーの山下泰裕氏(56)が21日、500人の高校指導者に暴力根絶を訴えた。

 福岡で行われた金鷲旗大会(22日~)監督会議に出席した同氏は「9月からは、試合や練習などすべての柔道の現場から暴力を根絶する」とあらためて宣言。8月末までを「周知徹底期間」とし、参加500校の監督らを通して「指導者と選手はもちろん、先輩と後輩などの暴力もなくす」と話した。また、大会では同プロジェクト・セクハラ防止部会の北田典子部会長(46)らが女子選手にセクハラに関するアンケートを実施。同部会長は「ガイドラインを作るにも、まず実態を知ることが大切」と話していた。