<ノルディックスキー:グランプリジャンプ>◇14日◇フランス・クーシュベル

 男女4選手の合計得点で争う混合団体の最終第2戦(HS132メートル、K点120メートル)が行われ、伊藤有希(土屋ホーム)渡瀬雄太(雪印メグミルク)高梨沙羅(クラレ)竹内択(北野建設)の日本は961・6点で2位だった。ドイツが965・8点で優勝した。

 日本は4番手の竹内が横風を受けて着地直後に転倒し、1回目を3位で折り返した。2回目は3番手の高梨が追い風の中で125・5メートルを飛んで首位に浮上したが、最後にドイツに抜かれて2連勝を逃した。

 この種目は来年のソチ冬季五輪では実施されない。

 伊藤有希のコメント。

 「(試技を合わせて)3回ともラージヒルでは一番いいジャンプができた。まずまずの出来。この感触を生かして飛べれば個人戦もいけると思う」。

 渡瀬雄太のコメント。

 「(1回目は)久々に大会でヒルサイズを越えた。僕のできることはやれた。(優勝の)前回よりはチームに貢献できた感じがする」。

 高梨沙羅のコメント。

 「2回とも納得できるジャンプができなかった。残念。まだ自分の技術が足りなくて、安定していいジャンプが飛べない」。

 竹内択のコメント。

 「両方ともあまり良くなかった。1回目は着地間際に左から強い風が当たって転んでしまった。次回はこうならないように、しっかり2本飛びたい」。