日本で初めて開催される卓球女子のW杯神戸大会(9月21~23日=神戸市立中央体育館)の記者会見が26日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで開かれた。

 世界ランキング10位と、日本勢では最上位で出場する石川佳純(20=全農)は、昨年ロンドン五輪団体戦決勝で敗れた、中国選手との対戦を待望した。決勝で「パワーボールに対応できず全然、チャンスがなかった」ことを痛感。「でも最近は男子との合宿もして、パワーボールに対する迷いや怖さがなくなりました。世界の威力あるボールに対応できる技術で、ノビノビ思い切ったプレーができれば」と抱負を語った。

 女子W杯は、99年を除き96年から毎年開催され、中国勢が16連覇中。その厚い壁をぶち破れるか、石川の奮起に期待だ。