<アメリカンフットボール・Xリーグ:オービック31-0警視庁>◇31日◇川崎球場◇日刊スポーツ新聞社主催

 社会人アメリカンフットボール日本一を争うXリーグが31日、開幕した。3地区に6チームずつが参加するファーストステージ(1次リーグ)を行い、中地区で4連覇を目指すオービックが31-0で新加入の警視庁を退けた。

 オービックは第1クオーター(Q)3分42秒、RB原卓門(たくと)の55ヤードTDランで先制した。そのままリズムに乗るかと思われたが、その後は警視庁のディフェンスに大苦戦。風でボールコントロールもままならず、前半を7-0で折り返した。

 オービックは第3Qに1TDを加えたが、後半もなかなか調子が出ない。第4Q中盤まで追加点を奪えず、ファンをやきもきさせた。どうにか終盤に得点し、31-0でゲームを終えたが、大橋誠ヘッドコーチは「このまま流れていったら、もう戻れない。今からできることをやれ。2週間後(の次戦)に同じことをするな」とチームにカツを入れた。

 LB古庄直樹主将も「楽してやろうとしている。誰かに頼っている。このままではリーグ戦で絶対に負ける。今この瞬間から(できることを)やろう」と、仲間に気合を入れていた。