天理大(奈良県天理市)は5日、柔道部の4年生の男子部員4人が1年生部員に対して暴行していた問題で、柔道部を再発防止策が確認されるまで無期限の活動停止処分にしたと発表した。

 暴行した4人は8月26日から30日間の停学処分とした。5日、大学の全学協議会を開いて決定した。

 柔道部の藤猪省太部長、土佐三郎監督、世界選手権金メダルの大野将平主将の同日付の解任も決めた。

 5月の暴行現場に居合わせた4年生2人は、学長からの厳重注意となった。大野主将が含まれるとみられる。

 天理大柔道部では、ことし5月から7月にかけて、4年生4人が1年生十数人に平手打ちなどの暴行をしていたことが4日に明らかになった。