全日本柔道連盟(全柔連)の宗岡正二新会長が7日、埼玉県上尾市の埼玉県立武道館で行われた全日本ジュニア体重別選手権を訪れ、天理大での部内暴力発覚に「大変残念だが、大学側が適切に処理するでしょう。私たちもしっかりやる」と述べた。

 8月21日に就任してから初の大会視察。開会式のスピーチでは改革への意欲や礼節を重んじる重要さを訴え「勝ち負けにこだわることなく、日本柔道の再生に向けて立派な試合をしていただきたい」と10代が大半を占める選手たちに呼び掛けた。

 宗岡会長は全柔連の斉藤仁強化委員長ら代表指導陣からあいさつを受け、試合を約3時間観戦。「大変にレベルの高い選手がいて頼もしく思った」と目を細めた。