レスリング存続で28の全実施競技が確定した2020年東京五輪に、野球・ソフトボールの追加採用を求める声があることについて、国際オリンピック委員会(IOC)のデュビ競技部長は10日、再検討は困難との見方を示した。

 五輪憲章は、実施競技は開催7年前までに決定すると定めている。同部長は「憲章に定めた以外のことを実現しようとすれば、大きな例外となる。憲章を改正し、その上で理事会と総会で承認を得るのは容易ではない」と強調した。