<全農カーリングソチ五輪世界最終予選日本代表決定戦>◇決勝◇15日◇札幌・どうぎんカーリングスタジアム

 1位で通過した北海道銀行とタイブレークを勝ち上がった中部電力が対戦し、エキストラエンド(延長戦)にもつれ込む熱戦を北海道銀行が8-7で制した。通算成績は北海道銀行の2勝1敗となった。明日は2試合が行われる。第1試合は午前10時開始予定。チーム

 1234567891011計中部電力

 0 2 0 1 0 2 0 0 1 1 0 7 北海道銀行1 0 1 0 3 0 1 1 0 0 1 8 【第11エンド】

 フロントエンドは中部電力がガードし道銀がそれをテイクアウトする展開。サードを終えてハウス内には中部電力のストーンが2つ。中部電力スキップ藤沢の第1投はドロー。道銀スキップ小笠原の第1投はそのストーンをテイクアウトしナンバー1に。藤沢の第2投はドロー。これを小笠原が第2投で弾き出し1点獲得。道銀がエキストラエンドまでもつれた決勝初戦を制し通算成績を2勝1敗とした。試合後小笠原はブラシでシートを何度もたたき、試合中荷は見せなかった安堵の表情を見せた。【第10エンド】

 道銀セカンド小野寺の第1投でガードストーンをテイクアウト。ストーンをためない作戦だ。中部電力はセカンド松村は2投ともにガード。サード市川の第1投もガード。道銀サード船山の第1投はガードを弾く狙いだったが、自チームのストーンを弾きだしてしまい一気にピンチに。中部電力サード市川がドローを決めた後、道銀はタイムアウトを取った。船山の第2投は根性のダブルテイクアウト!第1投を挽回する起死回生の1投だった。道銀スキップ小笠原の第1投は相手ナンバー1をテイクアウト。最後の第2投はテイクアウトを狙ったが、わずかに中部電力のストーンがハウス内側に残りスチール。勝負の行方はエキストラエンド(延長線)にもつれ込んだ。