<全農カーリングソチ五輪世界最終予選日本代表決定戦>◇決勝第3戦◇16日◇札幌・どうぎんカーリングスタジアム

 北海道銀行が11-6で中部電力を下した。これで北海道銀行は通算成績を3勝2敗にし日本代表に王手をかけた。明日の第1試合は午前10時開始予定。チーム

 12345678910計中部電力

 0 0 2 0 0 2 0 2 0 ×6 北海道銀行1 1 0 3 2 0 2 0 2 ×11【第9エンド】

 後のない中部電力はガードを並べる。道銀セカンド小野寺の第1投はガードを外せずストーンがたまっていく。フロントエンドを終えてナンバー1は道銀。中部電力サード市川の第2投はドロー。サードを終えてナンバー1はわずかに道銀か。中部電力スキップ藤沢の第1投はガード。ここで道銀がタイムアウト。タイムアウトは60秒時計が止まる。小野寺の第1投はハウス右側からのカムアラウンド(ストーンを、既に置かれているストーンよりも先にまわりこませて止める)。ドローが決まりナンバー1に。藤沢の第2投はダブルテイクアウトを狙ったがテイクアウトは1つのみ。ナンバー1は道銀のまま。小笠原がドローを決め2点を獲得した。ここで中部電力がギブアップし試合終了。道銀が日本代表決定に王手をかけた。【第8エンド】

 道銀は大量失点を避けるためにハウス内にストーンを残さない作戦。フロントエンドでは中部電力のガードをことごとく外していく。道銀セカンド小野寺が重いウェートの第2投でハウス内のストーン2つを弾き出し、ハウス内のストーンは0に。中部電力スキップ藤沢は第1投でテイクアウトしたが、中部電力のストーンが縦に並びダブルテイクアウトが狙いやすい位置になってしまった。道銀スキップ小野寺はダブルテイクアウト狙いの第2投で狙い通りの一投だったが、テイクアウトは1つだけ。惜しい。藤沢が第2投でテイクアウトし2点を返すことに成功した。3点差で残り2エンド。