日本オリンピック委員会(JOC)は17日の理事会で、2020年東京五輪開催へ向け、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)の拡充を国に要望することを決めた。各競技団体の意見を取りまとめ、近隣に国費で新施設の建設を求める要望書を提出する。

 現在のNTCは卓球、レスリング、フェンシングなどが活用しているが、練習設備のない競技もある。星野一朗NTC委員長は「08年に現在のNTCができ、それが12年ロンドン五輪の好結果につながった。(20年の)五輪の4、5年前にはハードが充実していることが必要」と語った。