第68回国民体育大会「スポーツ祭東京2013」は28日、東京都調布市の味の素スタジアムで天皇、皇后両陛下をお迎えして総合開会式が行われ、10月8日まで11日間の大会が開幕する。2020年夏季五輪開催決定の祝福ムードが盛り上がる中、東京では54年ぶりの国体となる。

 大会は東日本大震災復興支援を掲げる。「東京に

 多摩に

 島々に

 羽ばたけアスリート」をスローガンに47都道府県から2万2000人を超える選手、監督らが参加。会期前実施を含めて37の正式競技と、高校野球など公開競技が東京都内(一部埼玉、千葉)で行われる。開会式の選手宣誓は、ともに東京都代表で卓球男子の松平健太(早大)、陸上女子の須永千尋(資生堂)が務める。

 競技は29日から始まる。フェンシングの成年男子に、ロンドン五輪のフルーレ団体で銀メダルを獲得後、競技を離れていた太田雄貴(東京・森永製菓)がエントリーした。バレーボール成年女子にはロンドン五輪銅メダルの荒木絵里香(滋賀・東レ)ら、陸上少年男子A100メートルには桐生祥秀(京都・洛南高)が出場予定。