昨夏のロンドン五輪柔道女子78キロ級代表で、4月に体重無差別の全日本女子選手権を制した緒方亜香里(23=了徳寺学園職)が右膝の手術を受け、1年間休養することが5日、分かった。
同選手権直後の練習で負傷し、後に前十字靱帯(じんたい)断裂と判明。強行出場した8月の世界選手権は1回戦で敗退した。
9月27日に東京都内の病院で靱帯(じんたい)の再建手術を受け、全治6カ月と診断された。
了徳寺学園の山田利彦監督によると来年の世界選手権出場を断念し、復帰戦も未定という。
同監督は「3年後のリオデジャネイロ五輪に万全の状態で臨むため、じっくり治した方がいい。2015年からでも五輪には十分間に合う」と述べた。
緒方は女子重量級のエースと期待され、世界選手権は10年銅、11年銀メダル。ロンドン五輪は2回戦で敗れた。