<フィギュアスケート:関東選手権>◇14日◇新横浜スケートセンター

 4月の女児出産を経てソチ冬季五輪を目指す元世界選手権女王の安藤美姫(25=新横浜プリンスク)が、約2年ぶりの国内復帰戦で優勝を飾った。

 女子ショートプログラム(SP)首位発進から、この日のフリーでは91・05点。合計147・30点で出場5選手で1位となった。ただし、点数は元世界女王としては厳しい結果に。ジャンプの回転不足に、スタミナ不足も露呈した。

 復帰戦となった2週間前のネーベルホルン杯(ドイツ)から点数を下げた。試合後には書面でコメントを発表。「今回の演技はSPを重視して練習してきました。フリーの演技に関しては、久しぶりの国際試合の疲れを残してしまい、課題も残る2日間になりましたが、ドイツとこの試合を経て今の自分に何が足りないかが明確になったので、今後につながる良い試合になったと思います」と記した。