<柔道:グランドスラム東京2013>◇最終日◇1日◇東京体育館

 男女5階級が行われ、男子は90キロ級で19歳のベイカー茉秋(東海大)が元世界王者で昨年覇者の李奎遠(韓国)との決勝に優勢勝ちし、初優勝した。西山大希(新日鉄住金)は3位。

 低迷が続く100キロ超級は優勝を逃した。世界選手権代表の七戸龍(九州電力)は準決勝で敗れ、3位決定戦も原沢久喜(日大)に屈した。原沢と百瀬優(旭化成)が3位。ロンドン五輪代表の上川大樹(京葉ガス)は2回戦で敗退した。100キロ級は同選手権代表の小野卓志(了徳寺学園職)ら4人全員がメダルに届かなかった。

 女子78キロ超級は世界選手権銅メダルの田知本愛(ALSOK)が決勝で山部佳苗(ミキハウス)に優勢勝ちし、2年連続3度目の優勝。ロンドン五輪金メダルのイダリス・オルティス(キューバ)は準決勝で山部に敗れ、3位決定戦を制した。女子78キロ級はコマツ勢の佐藤瑠香、岡村智美がともに3位だった。

 日本勢は男子5階級、女子6階級で金メダルを獲得した。