寺川綾(29=ミズノ)の引退会見の一問一答は次の通り。
-このタイミングで引退を決意した理由は
寺川
本当は去年のロンドン五輪で集大成として終わるつもりだった。(今夏の)世界選手権の内定をいただいていた。そのチャンスを捨てるわけにはいかなかった。ただ、五輪が終わって、ゴールが近づいていると感じていた。体力が限界とかの問題ではなく、今季はケガをするなど、故障が多かった。100%の力で、練習、大会のパフォーマンスができなかった。そんな自分を許せず、(9月の)東京国体を終えたときに、もう終わりだなと感じた。
-印象に残るレースは
寺川
やはりロンドン五輪。個人メダルもそうだが、メドレーリレーで日本チームとしてメダルを取れたことは、印象に残っている。
-平井伯昌コーチの存在は
寺川
選手として、人として成長できるよう、助言をいただいた。感謝してもしきれない。
-どんな競泳人生だったか
寺川
はじめ、これで終わりと決めたときは、寂しくてどうしょうもなかった。でも今はすっきりした気持ちでいる。幸せな水泳生活を送ることができた。