日本スポーツ仲裁機構は5日、来年のユース五輪(南京=中国)世界予選の代表に選ばれなかった卓球の女子選手が、日本卓球協会の選考を不服とした申し立てを棄却したと発表した。

 この選手は、国際卓球連盟が指定した6~11月の世界ジュニアサーキットの獲得ポイントにより、他の日本選手2人とともに出場資格を得た。ポイントは3人でトップだったが、日本協会は12月の世界ランキングの最上位を代表に選ぶと定めており、この選手は3番手で選ばれなかった。

 仲裁機構の上柳敏郎執行理事は「代表を決める権限は協会にある。選考方法も3月に発表されていた」と説明した。