国際バスケットボール連盟(FIBA)のバウマン専務理事は18日、日本協会が公認するbjリーグがFIBAの競技規則と異なる独自ルールを採用しているのは問題で、是正するよう日本協会に勧告したことを明らかにした。改善されない場合は、協会を処分する可能性も示唆した。

 bjリーグはコーチだけでなく、コート上でボールを持っている選手がタイムアウトを取ることなどを認めている。3人制の普及で来日した同専務理事は、17日に東京都内で日本協会幹部と会談した際、国内の男子リーグがナショナルリーグ(NBL)とbjリーグに分かれている点についても、トップリーグがどちらなのかを明確化するよう求めたという。

 同専務理事は「日本では2006年の男子世界選手権を開催したが、日本のバスケは(人気の面などで)成長していない。協会は将来のビジョンを持って進めないといけない」と述べた。日本協会の深津泰彦会長代行は「FIBAから与えられた宿題に答えていくことが必要」と語った。