日本オリンピック委員会(JOC)は21日の理事会で、2014年度の強化費配分の指針となる5段階の競技団体ランクを報告し、五輪でのメダル獲得が最も有望な「特A」は柔道、水泳、レスリング、サッカー、スケート、体操の6団体で13年度と変わらなかった。

 バレーボール、陸上、スキーは「A」を維持、自転車が「B」から「C」に下がった。

 またJOCが有望なジュニア選手を寄宿制で強化する「エリートアカデミー」に来春入校する7期生の候補者に、新たに加わる水泳の飛び込みでは1988年ソウルから3大会連続五輪代表の金戸恵太氏の娘、華(15)ら3人とライフル射撃の4人が選ばれた。従来の卓球、フェンシングには計8人が入った。レスリングは「東京五輪を目指す選手を育てるのは時間的に難しい」との理由で参加を停止した。