ソチ冬季五輪のジャンプ女子で4位だった高梨沙羅(クラレ)が22日、山形市で行われた国体冬季大会スキー競技会のジャンプでテストジャンパーとして安定感のある飛躍を披露した。

 競技開始前、テストジャンパー9人の中で最長の86・5メートルを飛び、観衆からどよめきが起こった。2度目に87・5メートルを記録するなどレベルの高さを見せつけた。

 ただ、報道陣の呼び掛けには応じず、硬い表情に終始した。ヘルメットにサインを書いてもらった地元の小学6年の箕浦翔太君は「女子なのにすごいジャンプだった。4年後にまた頑張ってほしい」と憧れのまなざしだった。