<女子ノルディックスキー:W杯ジャンプ>◇個人第14戦◇1日◇ルーマニア・ルシュノブ(HS100メートル、K点90メートル)

 ソチ冬季五輪で4位に終わった高梨沙羅(17=クラレ)が、今季11勝目となる優勝を飾り、2季連続の個人総合優勝を決めた。

 快挙を達成した高梨は、地元の放送局にマイクを向けられ「(優勝は)とてもうれしい。ファンのサポートに感謝したい」と英語で応えた。

 また、表彰式前のインタビューでは、ソチ五輪についても言及。日本語で「終わったことは仕方がないので、自分に何ができるかを考えたら、W杯総合を取ることしかないと思った。W杯でいいジャンプができた。長い間応援ありがとうございます」と、気配りも忘れなかった。

 1回目、100・5メートルの125・3点でトップに立つと2回目もトップとなる99・0メートルのジャンプで2回合計252・0点。2位以下に25・6点の大差をつけた。

 総合2位のソチ五輪金メダルのカリーナ・フォクト(22=ドイツ)が欠場し、5試合を残して高梨の2連覇が決まった。

 また、伊藤有希(19=土屋ホーム)が2回合計221・6点で3位に入った。