体操男子の白井健三(神奈川・岸根高)が金メダルを獲得した昨秋の世界選手権の床運動で決めて「シライ」と命名された新技「後方伸身宙返り4回ひねり」について、国際体操連盟(FIG)が「シライ/ニュエン」と名称変更したことが5日、分かった。

 同じ世界選手権でトゥアン・ダット・ニュエン(ベトナム)も成功させたという。

 新技は採点規則に載っていたが、命名の条件となる五輪や世界選手権などで成功例がなかった。着地を止めた白井に対し、ニュエンは片足が大きく一歩動いた。

 跳馬では韓国選手とともに新技「伸身ユルチェンコ3回ひねり」を決め、FIGが連名で「シライ/キムヒフン」と命名。他に成功者がいない床運動の「前方伸身宙返り3回ひねり」は「シライ2」のままとなる。